泊まったのはエレベーターのないお宿。
2Fの部屋まで階段を昇り降りするのも、とっても辛い。
こんな緩やかな階段でさえ、辛いなんて.....
だから、1月2日お布団の中で目を覚ましたとき、今日の白谷雲水峡はやめておこうと思った。
でも、ちゃきちゃきと朝の準備を始めるみんなに、行くのやめるって、何だか言えなかった。
そんな、いっぱいいっぱいの状態で臨んだ白谷雲水峡は、苔の宝庫でした。
ここには、実に600種類もの苔が生えているそうです。
苔の河を越え、
わかるかな?
苔のたまご?っていうか、赤ちゃん?っていうか、胞子がつまった胞子体を見て、
くぐり杉をくぐり、
ようやく、もののけ姫の森に到着。
ここで元気組とヨワヨワ組にわかれ、元気組はもう少し先の太鼓岩へ。
そしてわたしたちヨワヨワ組は、もののけ姫の森でカフェタイム。
1時間弱の休憩では、通りかかる人たちのカメラマン担当。
この木霊は、他のパーティーのガイドさんが持ってきていたもの。
そんな通りがかった人たちとの交流も、また楽しいひとときとなりました。
そうして、帰路につく訳ですが。
ラスト500mが、どうにもこうにも、絶えられないくらい足の痛みがきつくて。
ストック2本に体重をかけ、松葉杖のようにして歩いてみても、ゆるい階段を1歩降りる度に、ひざに衝撃がはしる。
途中で投げ出したいけれど、投げ出す訳にもいかず。
精神的にヨワヨワなわたし、これだけ痛みを我慢したのも、本当に久しぶりの事でした。
そうやって無事下山できたとき、無事に降りきれたことにホッとして、我慢し続けられたことに感極まって、思わず号泣。
ガイドさんには、白谷で泣いたひと初めてです、って言われちゃったけど。
でも、初日にあれだけ体がぼろぼろだったのに、2日目もなんとか頑張れたこと、本当に嬉しかったんです。
ちゃんと事前にトレーニングしていれば、ここまで大変な思いをしないですんだんでしょうけれど。
でも、2日間がんばって、精神的にもちょっとだけ強くなれたような気がします。
だから、行ってよかったなぁって。
とっても印象にのこる屋久島旅行となったのでした。
つれてってくれたひぃちゃんとゆかりに感謝します。